いの町内を流れている仁淀川や「にこ淵」などが今や人気スポットに
なっているが、四国三郎と呼ばれた暴れ川の吉野川も流れている。
仁淀川の源流は石鎚山だが、吉野川の源流は瓶ヶ森。
苔むした岩の間から滴り落ちた一滴の水たちから、海へと向かう
旅が始まる。
願わくばこのまま汚れず海へと注いでほしいが、「水清ければ魚棲まず」
とも言うし「水清ければ大魚なし」とも言う。
多少は汚れていた方が、人も魚も棲みやすいのだろう。
そうそう核心に触れずにまとめようとしたが、言いたかったことは
この水を作り出すお手伝いを、森のしもべとなった僕たち林業者が
しているのだ。
画像は、いの町寺川付近
