2023年

2023年 · 2023/12/30
わが家では恒例の餅つき。 餅つきだけならいいが、コンニャクと豆腐作りも一緒にする。 コンニャク芋と黒大豆はオバアちゃんが畑で作ったもの。 灰汁も竈の灰から採ったもの。 豆腐を作ったあとに「おから」ができるので、それをコンニャクに 混ぜ込む。この地では「カスゴンニャク」と呼んでいる。...

2023年 · 2023/12/05
朝の出かけに雨が降り出したので、今日は山の仕事はお休み。 今時期の雨は濡れると冷たい。 こんな日は薪スト-ブを焚いて一日中、窓の外の移りゆく景色を楽しむ。 対岸の山には靄が消えたりかかったり、辺り一面、利休鼠(りきゅうねず) の色に染まったりして、僕を退屈させないようにしているようだ。 古代日本の色分けは、青・赤・白・黒...

2023年 · 2023/12/03
何年ぶりだろうか、庭先の柿の実が豊作。 先日の大風で葉っぱがすべて散り、隠れていた柿の実がいきなり姿を 見せた。 例年ならお猿さんやカラス・ハクビシンなどが食べにきて昼も夜も賑やか だが、今年はなぜか姿を見せない。 山にはもうヤマブドウやアケビなどの木の実はないはずなのに、どうした...

2023年 · 2023/11/23
人工林のなかにわずかに残った自然林。 古木らしきものは見えないので、おそらく過去にパルプ材や炭用の原木として 伐採されたのだろう。 その後に切株から萌芽したものや、小鳥や動物たちを介して種子散布され発芽 したものが、「天然更新」いわゆる二次林として成立したものと思われる。...

2023年 · 2023/11/19
この冬は暖冬との予報だったが、昨日は季節外れの大雪が降った。 汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる ・・・ 汚れちまった悲しみに なすところもなく日は暮れる 雪が積もっているのを見ると必ず浮かんでくる中原中也の詩。 僕にも汚れちまった悲しみがないわけでもないが、長い年月、山の仕事を するうちに忘れてしまった。...

2023年 · 2023/11/15
朝日の射した雑木林_木々の枝先が目立つようになった       

2023年 · 2023/11/13
今朝の気温は2度ほど。 この秋では一番の冷え込みだった。 出かけにチラチラ雪が舞っていたので、もう一つの標高の低い現場の方へ 行こうかと迷ったが、陽が射し出したので標高約1,200mの現場へ行く ことにした。それが大きな過ちだった。 現場に近づくにつれ、フロントガラスから見える峰々は昨夜からの雪に覆わ...

2023年 · 2023/11/11
散り惜しんでいた木の葉が、昨夜の雨に打たれて一斉に落ちていた。   「侘び寂び」の世界が見えたのか、車から下りてシャッタ-を切った。

2023年 · 2023/11/06
冷たい雨だと山の仕事は休むが、今日は今時期としては暖かい雨だったので 半日だけ防獣ネット張りをしてきた。 帰り道、雨に濡れてより色を濃くした紅葉がダムの湖面に映っていた。妻も 僕も口にこそ出さないが、なんとも美しかった。 口にすると美しさが半減するように二人とも思えたのだろう。 これから一雨ごとに秋は深まっていく。...

2023年 · 2023/10/24
今年は木の実が豊作で、いつもは山里まで下りてきて悪さをするお猿さんや イノシシなどの姿が一向に見えない。 山奥にも食べ物がたくさんあるのだろう。 特にヤマブドウやサルナシが大豊作なので森の動物たちも毎晩、酒池肉林の お祭り騒ぎだろう。よかったよかった。 ところで猿酒と言う銘酒があるのをご存じだろうか?...

さらに表示する