道元禅師は「春は花、夏ほととぎす秋は月、冬雪さえて涼しかりけり」
との歌を詠んだ。
万人が心の隅に秘めているであろう自然感で、飾り気のない平易な表現が
すぽっと心にはまる。
僕は人生のほとんどを川や森のなかで過ごしてきたが、今だに自然の一部しか
見えてない。
寒風の吹きつけるなか、地面に凍りついた枝を拾っては積み上げる地拵え、
暑い暑い夏場の下草刈りなど、苦行ともいえるような山での作業。
そうした極限のような中で見た草花や小鳥の声・風花は天上の花に見える。
これが悟りの境地であるならばうれしいのだが・・
写真は、木の根三里のつり橋から見た平家平(いの町戸中)